山間の谷間を電車が通ります。 右側が絶壁で、車窓には殺風景な岩肌が無表情に見えるだけです。 その反対に、左側の車窓からは美しい渓流が見えて、白いしぶきや、青い淵が岩つつじとマッチして、自然の言葉を奏でる絶景です。 充分に旅情を慰めて楽しさが溢れます。 人生の旅もこれに等しく、明暗二極がありますから、暗い事ばかりに捕われず、明るい楽しい事に目を向けて、楽しさに溢れて生きがいのある旅を続けましょう。
筒井敬一
十二月を迎え、ここに来て、季節も冬本番となって参りました。 北国では冬将軍の到来と共に、雪の便りが聞かれ始め、ここ静岡に於いても、今朝は十度を切る気温となりました。
一方ウクライナでは、今もロシアによるミサイル攻撃によって、ライフラインの施設が破壊され、人々は一層厳しい冬を迎えようとしております。 悲しいかな、今私達にはこの戦争を止める事は出来ません。 プーチンという一人の独裁者によって始められた戦争。 終わりの見えない状況にあります。 いつの時代も戦争によって苦しめられるのは民間人であります。 また戦争に駆り出された人々も元はといえば民間人。 特にウクライナでは、多くの民間人が母国を外敵から守る為、進んで兵士となり、結果、犠牲となっているのが現状であります。 サッカーワールドカップに沸く日本。 もちろん日本の勝利は嬉しい事ではありますが、ウクライナの人々の苦しみ悲しみを考慮しますと、単純に喜べない自分がおります。
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