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紳士淑女

僕は紳士ですよ。私は淑女ですよ。ホントデスカ。 慈悲心に厚く、金銭に奇麗で、忍耐力に強く、反省心が深く、噂にとらわれず、神の前にひざまつき、貧しさに大胆で、約束を守り、異性に清潔で、恩人を立て、言葉が丁寧で、無理を押さず、権力にへつらわず、弱きを助け、謙虚で、真面目で、自己に厳しい。 こんな人を紳士、淑女というんですが、あなたは自信がありますか。                筒井敬一


十月に入りました。毎年のようにお話をさせて頂くのですが、十月二十六日は天理教が始まった大切な日であります。天保九年(1838)世界いちれつの人間を助ける為に天降った、元の神、実の神のお言葉を、教組、おやさまの夫、中山善兵衛様が、一切の人間思案や、一家の都合を捨てて、お受けなされた日を指しております。初めて親神様の啓示を聞かされたのが、それより、ほぼ三日前の事です。その日をもって天理教の元一日として良いのに、何故二十六日をもって元一日とするのでしょうか。それは当時、人間の立場を代表して、善兵衛様が親神様の思召に順う事を決心し、その旨御返事を申し上げたからであります。親神様の思召を聞いたが、それに従うという心が定まらなかったら、以後、親神様のおはたらきは見せて頂けなかったのです。言い換えますと、この人間の決心が立教の土台であると言えるのであります。 

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